日記
メディアの威力に改めて感心
相変わらずオールドケナー商品の調達に苦労していますが、
新たな発見も多くありました。
(ご注意)スターウォーズ関連フィギュアにご関心がない
方には、今回は意味不明な内容になりますので、
時間を浪費なさいませんよう読み飛ばしてください。
年初以来、2期(1995年~)以降のスターウォーズ
関連フィギュアのご要望を数多くいただきました。
中でも意外だったのは、EV-9D9(POTF2/グリーンおよび
フリーズ・フレイム)、8D8(フリーズ・フレイム)、
Tusken Raider(特にAOTCとSAGA Vintage)、
Massiff(AOTC/TuskenまたはGeonosianとの
組み合わせ)、Jawas(各種)、Bantha(POTF2)、
Rancor Monster(POTF2)、Luke Jedi Knight
(各種)をお探しの方が複数おられたことです。
これらのフィギュアは、昨年まではコレクターの間で
無関心だった商品で、私自身も倉庫で永眠するだろうと
考えていたものたちでした。
すべてのお客様が、飾ることを想定しておられるようで、
安ければルースの方が有難いとおっしゃいます。
Bantha、RancorやAOTCのベーシックフィギュアは
パッケージがかさばるため、実は大半はパッケージから
取り出してルース状態で保管していました。
倉庫費用はバカになりませんから。
結果論ですが、お客様と当方の思惑が一致しました。
価値は低いものの、墓場行き候補のフィギャアが
ゾンビのごとく蘇り、とても嬉しく思いました。
すべてはスターウォーズの新作ドラマ、The Book of
Boba Fett(Disney+)のおかげです。
申すまでもなく、Boba Fettのスモールフィギュアは
新旧問わず、売れ行き好調です。
しかし喜んでばかりはいられません。
オールドケナーのBoba Fett関連、海外相場の沸騰は
狂気の沙汰。
イーベイで一昨日終了したROTJ版青空バージョンは
鑑定なしにも拘わらず40万円超え!
パッケージは極上でしたが、自分の感覚としては
あり得ないだろう、という状況。
オールドケナー商品はもはや金融商品化していて、
一般のコレクターには手出しできなくなってしまったことが
残念でなりません。
フィギュア自体が好きで、さほど価値を考えずに収集を
続けてきた自分としては、由々しき事態と申しますか、
ひたすら寂しい気持ちです。
商売的にも追い風どころか、完全な向かい風。
リスクが大きすぎて調達が難しくなりましたので。
そう言えば先日友人や複数のお客様から伺ったのですが、
最近ヤフオクでBobaの青空バージョンのコピー品が
10数万円で落札されたそうですね。
この海賊版は海外ではリプロとして数多く出回っていて
5~6千円で入手できる商品とのこと。
当店のお客様達は一見してコピー品だと分かったそうです。
ヤフオクにキャラクターの無版権商品を出品すること自体
違反行為ですが、純真なコレクターの心情を逆手に
取るような行為はもはや犯罪です。
誰もが参加できて楽しめる市場でなければ、すそ野は
狭まるばかりではないかと心配する今日この頃です。